集中力を再び復活させる心理的方法
また集中力を復活させるには、いったん仕事がやりかけでも「途中で終わらせる」という方法もあります。「やり遂げて終わり」ならわかるのですが、「やりかけでいったん終わり」とは、どういうことなのでしょうか？
人は心理的に、完全に終わった物事よりも、途中で終わってしまった物事の方が頭に残りやすいという傾向を持っています。これを、「ツァイガルニク効果」といいます。 人の集中力は持って15分とも言われていますが、仕事をする上では、そんなことは言ってられないのが現状ですよね。そこで、このツァイガルニク効果を利用します。
まずは「時間を決めて」仕事をしましょう。そして時間になったら、途中でもいったんやめて、休憩を取ります。キリのいいところで辞めてしまっていると、休憩が終わった時点で「今日はここまでにしておくか」となってしまいがち。 しかし、まだやりかけの状態だと「ツァイガルニク効果」により、頭に残り続けるという現象が起きます。するとどういうわけか、休憩が終わっても「もう少しだけがんばるか！」と、集中力が復活するのです。 人の集中力には、どうしても限界がありますので、この効果をうまく利用して乗り切ってみてはいかがでしょうか？
