テレワークや外出自粛により、お家で過ごす時間が長くなっています。家事や育児に休みはないし、ゆっくりできる時間も意外と少ないという声も多く聞こえていますが、そんなときこそ気持ちが優しくなる、ほっこりできる作品に触れたいものです。
今回オススメするのは、声優そして作家として活躍するあさのますみさんが、猫4匹&鳥2匹との暮らしを綴ったエッセイ『日々猫だらけ ときどき小鳥』。
CHANTO WEBでは、著者のあさのさんと帯コメントを書かれた作家の宮下奈都さん(本屋大賞作『羊と鋼の森』など)のスペシャルインタビューを実施! お互いの作品が大好きだというお二人に、猫のこと、家族のこと、「本を書く」ことについて、たっぷりと語っていただきました。 お二人の出会い、猫のこと、今回のエッセイが出来上がるまでのお話をお届けします!
—— お互いの印象について教えていただけますか?
宮下さん
本はもちろんですが、声優さんとしても大好きです。プリキュアは全部観ました!
あさのさん
ありがとうございます!でも確か、お子さんはもう結構大きいですよね?
宮下さん
プリキュア対象年齢ではないですが、私が好きで観ています。あさのさんが演じている生徒会長の品行方正でなんでもできるお嬢様でとてもいい人というキャラクターに惹かれています。
あさのさん
うれしいですね。私にとってもプリキュアへの出演はとても良い経験でした。子どもたちからお手紙をもらうことも多く、オンエアがあった1年間は、とても貴重な時間だったと思っています。
—— あさのさんは宮下さんの作品にはどのような印象をお持ちでしたか?
あさのさん
読売新聞で好きな本を紹介するという連載をしていた頃に、宮下さんの作品について書いたことがありました。編集さんから、宮下さんがコメントをよろこんでいるというお話を伺って、著者の方に読んでいただけることもあるんだなとすごくうれしい気持ちになりました。おこがましいと思いつつも、好きな作家さんというだけでなく身近な存在に感じていましたね(笑)。
宮下さん
私の初めてのサイン会にも、わざわざ来ていただいて。
あさのさん
サイン会をやることはあったのですが、行くのは初めてでした。順番を待つ時間で、他のファンの方たちが宮下さんの本の話をしているのを聞いているだけでうれしくなっていました。階段を上ったところでサインをしてもらうのですが、一歩ずつ上って行くたびに宮下さんの声が近づいて来て「わー!!」って興奮したのを覚えています。
宮下さん
わざわざ並んで来ていただいたのがすごくうれしくて。ご本人の顔を見て実際にお話しして、やっと私の作品を好きだとおっしゃっていただいていることを実感したというか(笑)。感激しました、「本当だったんだ」って。私は作品だけでなく、受賞コメントなども拝見して「こうやって書けばいいんだ」とチェックしてしまうほど好きなんですよね、あさのさんの言葉や表現が。
あさのさん
照れくさいですけど、そう言っていただけるのは本当にうれしいです。