コンタクトレンズを使用するときは、正しい使用法を守る必要があります。花粉症の時期を過ぎたのに目のかゆみがおさまらない、花粉症ではないのに目のかゆみがある…こんな症状がある方は、誤った使用によって引き起こされる「巨大乳頭結膜炎」かも知れません。特徴と予防方法について詳しく解説します。

 

巨大乳頭結膜炎ってどんな病気?

 

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「巨大乳頭結膜炎」とは、上まぶたの裏側にボツボツとした大きなできもの(乳頭)が生じ、結膜に炎症を引き起こす病気のことです。 アレルギーによる結膜炎の一種であり、コンタクトレンズに付着した、古いタンパク質などの汚れが原因と考えられています。 一般的な花粉症などによるアレルギー性結膜炎よりも強い症状を引き起こし、放っておくとブツブツとしたできものが角膜にダメージを与えることも。 最悪の場合、重度な視力低下を引き起こすケースも報告されています。 巨大乳頭結膜炎の多くは、コンタクトレンズのケア不足や使い捨てコンタクトレンズの連用など、コンタクトレンズの誤った使用によって引き起こされます。 コンタクトレンズを使用する方が多い昨今、巨大乳頭結膜炎を発症する人が増えているのが現状です。

 

 

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