長所を伸ばすほうが効率的?
「苦手な業務をやらせないのは不公平!」という主張がある一方で、「適材適所に人員を配置するのは、会社組織として普通のことなのでは?」という指摘も。
ネット上では「コミュニケーションが苦手な人と得意な人がいたら、当然のことだけど電話対応などは後者の社員に任せるよね」「できない人に無理やりやらせて、クライアントとかに迷惑をかけるほうが困る」といった声が寄せられていました。
前述したとおり、会社側からすると、社員に苦手な仕事をやらせるには何かとコストがかかりがち。それならば“最初から得意な人”に任せたほうが、ローコストで利益を生み出せます。
また、たとえ“コミュニケーション”が苦手だったとしても、他のスキルに長けている場合があります。そのため「苦手を改善させることに時間を割くよりも、得意な仕事を振って長所を伸ばしたほうが効率的」「適切な場所に適切な人員を割くのが会社組織の基本だし、それで不公平とか思われたくない」という意見も少なくありません。
とはいえ、“仕事ができる人”が評価される環境ではないと、いくら適材適所といえど不平不満が出るのは当然。今回の件についても、「給与に差があるのなら、苦手な業務をやっていなくても気にしないかな」「業務量に明らかな違いがあっても、そのぶん給料が支払われるなら問題ないと思う」といった声が上がっていました。