会社の中にはさまざまな特徴をもった人がいて、チームで仕事をこなしています。しかし、なかには「あの人に振られている仕事のほうがラクそう…」と不平・不満を抱く人も。例えば以前ネット上に、同期との業務量の差に関するお悩みが投稿されていました。
苦手な業務をやらせないのは不公平なの?
今回取り上げるのは、一般事務職に務めている女性会社員のお悩み。
彼女の同期はコミュニケーションが苦手なタイプで、就業中はほとんど誰とも話さないといいます。そんな同期は電話対応やお客様対応など、コミュニケーションが必要とされる業務を外されているとのこと。
その一方、相談者は同期がやらない電話対応などの業務をしっかりこなしているため、待遇の差に“不公平さ”を感じているようです。
苦手な業務を振らないことは、不公平にあたるのでしょうか。
これに対して、ほかの人からは、「確かに同期が自分よりもラクをしてると、不公平に思うことはあるかも。誰かがラクをすると、他の誰かにしわ寄せがいくのが会社組織だし…」「自分の職場にも『ちゃんとできないから』って理由で業務を外されている人がいる。正直、できる立場からするとやってられないよね」と共感の声が寄せられていました。
そのほか「できない業務を振らないのは、会社側の甘えだと思う」との意見も。人材育成という観点からみると、「苦手な業務でも挑戦させて手取り足取り教えたほうが、将来的に有望な人材になる」などとも言われます。
確かに苦手な業務をやらせるためにはサポートに人員を割かなくてはいけないので、会社的にもコストが大きいかもしれません。とはいえ、丁寧に教えて苦手を克服させることで、将来的にコストを回収できる可能性もあるでしょう。