“適材適所”は難しい?
ここまでの議論をまとめると、やはり人員が適材適所に配置され、なおかつ各々が適切に評価される職場が理想的。しかし現実はそこまで上手くいかないようです。
企業の人材育成を支援する「株式会社リクルートマネジメントソリューションズ」は、以前「職場での『適材適所』に関する実態調査」を実施。一般社員を対象とした「適材適所の実現状況」に関する質問で、「とても合っている」と回答した人は1割未満でした。
管理職で働いている人も、適切な人材の配置には頭を悩ませている様子。「上司として、異動してきた部下への対応で困ったこと」をたずねた結果、半数以上の人が「任せたい仕事に対して、力量が足りない」と答えています。ほかには「本人の適性理解と自分の認識が異なる」といった回答も。
会社にとって必要な人材になるためには、苦手なことを含めたスキルアップも大事なのかもしれません。
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文/牧野聡子
参照/株式会社リクルートマネジメントソリューションズ「職場での『適材適所』に関する実態調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000029286.html