「中心結節」を早期発見する定期チェック

 

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前述したように、「中心結節」は下顎第2小臼歯

(前から5番目の歯)に発生することが多いのですが、その生え変わり年齢はだいたい1112歳とされています。 この歳になると親による仕上げ磨きを卒業してしまっている子も多く、「中心結節」に気づけないケースも多いものです。 発見が遅れると、いつの間にか折れてしまって、神経の治療が必要になってしまうというケースもありえます。

 

すべての乳歯が永久歯に生え変わるまでは、ときどき歯磨き状態のチェックも兼ねて仕上げ磨きをし、お口の中をくまなくチェックすることをおすすめします。 また、歯科医院に定期検診に行く習慣があれば、早い段階で指摘してもらえると思います。この点からも、虫歯・歯肉炎予防も兼ねて3〜6か月に1度は、歯科定期検診を受診することを習慣にしてください。

 

小さな突起ですが、実は侮れない「中心結節」…一度お子さんのお口の中を、チェックしてみてくださいね。

 

文:園延妙子