新型コロナウイルスによる感染拡大が不安視されるなか、キング・カズこと三浦知良さんや人気アイドルグループ・嵐などの著名人が「正しい手洗いの方法」について動画で発信し、注目を集めています。

 

大人はともかく、子どもにきちんと手洗いをさせるのは難しいですよね。「水にぬらしているだけにしか見えない」「手洗いのはずが水遊びに発展しちゃう…」など、悩みを抱えるママも多いことでしょう。

 

そんななか、現役の外科医であり、3人の子育て中のさーたりさんが、自身のブログで「こどもにもわかりやすい、ただしい手洗いの歌」を発信。「老若男女が歌詞をほぼ知ってて、とてもわかりやすい!」「チャチャッとしか手を洗ってくれない長男に送りつけたい」などの反響がありました。

 

そこでさーたりさんに、この歌を考案した背景と、ご自身が普段の生活で気をつけていることについて、お話を伺いました。

 

PROFILE さーたりさん

専門は消化器外科、特に肝臓・胆嚢・膵臓、移植外科という現役外科医。同期の夫と結婚し、出産。現在3児(小3女子、年中女子、2歳男子)を絶賛子育て中。『聖闘士星矢』『幽遊白書』『忍たま乱太郎』などを愛好している。 ブログ

「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」

 

「子どもにもわかりやすい、ただしい手洗いの歌」はこちら!

コロナウイルス対策には、まず適切な手洗い・うがい。そんなことは重々承知しています。けれど

 

「アルコールは売り切れてて買えないし、適切な手洗いって何よ!」

「20秒って意外と長いから、子どもが飽きちゃうんだよね…」

ていうか、ちゃんとこれで洗えてるの?子供の手洗いとか超適当なんですけど!!」

 

そんな周囲の声(一部ご自身の声)をきいて、文献等を調べて考案された歌がこちらです。

 

 

──この歌を考えられる前は、お子さんにはどのように手洗いを教えていたのでしょうか。

 

さーたりさん:

うちの子たちも保育園でしっかり手洗いを教えられていて、最初はできていました。

 

なのに、長女はいつのまにか忘れているし、次女は手をぬらすのが嫌いで指先しか洗わないし、長男はいつまでも水遊びしてしまう状態でした。そこで、これは何とかしなければと。

 

──わが家の娘は保育園で「おねがいかめさん」という歌を覚えてきましたが、私自身が覚えるのに苦労しました…。子どもも大人も知っている歌で、一緒に手洗いできることが大切なのですね。

 

ツイッターでは「こんなことはみんな知っていると思ったけれど、夫に褒められたので公開した」とコメントされていました。ご主人が褒められた点としては、どういったことだったのでしょうか。

 

さーたりさん:

手洗いの方法自体は保育園でも教わりますし、手洗いうがいが大事、という情報はすでにネットでも流れていましたので、改めて記事にしなくてもいいかな、と思っていたんです。

 

でも夫は、「ちゃんと20秒以上」「手遊びの歌詞と連動して正しく洗える」「みんなが知っている歌」を満たすものは他にないから、という点で記事にしたほうがいい、と勧めてくれました。

 

今回の記事は、発信前にウイルス学の専門家の医師にもチェックしてもらいました。

 

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