オシャレとしてピアスをつけている女性は多くいますが、自分の子どもが「ピアスを開けたい」と言ってきたらどうしますか? ネット上では“子どものピアス”について賛否の声が上がっていました。

「ピアスをしたい」と子どもから言われたら…

高校生の娘を持つあるママは、最近子どもに「病院でピアスの穴を開けてもらいたいから、許可書を書いてほしい」とお願いされたそうです。

 

学校では“ピアス禁止”の校則はないものの、親として子どものピアスには若干の抵抗が…。「穴を開けた後のケアも大変なので、できることなら開けてほしくない」と、娘のピアスを許すべきかどうかで頭を抱えています。

 

女性の悩みに共感する人からは、「産んだ子の体に穴を開けるのは耳でも嫌だよね」「どんどんエスカレートして、ピアスの穴が増えていくのが怖い」などの声が続出。たとえ小さな穴だとしても、子どものピアスに抵抗を感じる親は少なくありません。

 

またピアス反対派の意見として、「膿が出てきて大変なことにならないか心配…」「成人したら好きにしていいけど、学生の間は許したくないかな」といった声も上がっています。

賛成派からはさまざまなアドバイスの声

子どものピアスをあまり良く思わない親がいる一方で、「条件次第では許せる」という人も。

 

「たくさん穴を開けるのは反対だけど、左右1個ずつならアリだと思う」「きちんと病院で開けてもらうならOK。ただ、鼻とか舌にピアスをつけるのは禁止してる」など、節度を持って開ける分には問題ないようです。

 

中には「オシャレは子どもの自由にさせてあげたいので賛成」「自分も開けてるから反対しないし、何でも親の考えを押しつけるのは良くないと思う」という意見もあり、子どもの考えや希望を優先する親が見られました。

 

子どものピアス問題について様々な声が寄せられていますが、子どもも親もきちんと納得した形で方向性を決めていきたいですよね。

 

そこでネット上では、「開けることのメリットやデメリットを一緒に考えて話し合うべき。それでも子どもが『開けたい』と言ってきたら、自己責任で許可するのはどうかな?」「許せない場合は、どうしてダメなのか理由を説明してあげて」「頭ごなしに反対するだけじゃなく、穴を開けずに済む“イヤリングやカフス”をプレゼントするのもアリかも」といったアドバイスがあげられています。

ピアスは何歳で開けた?社会人になる前が全体の7割

子どものピアスに抵抗を感じていても、ずっと禁止しておくのは難しいですよね。

 

ではピアスを使用する人たちが、穴を開けたのはいつ頃だったのでしょうか? 株式会社スマートウェブは以前「ピアッシングについてのアンケート」を実施しました。

 

400名の男女に対して「何歳の時にピアスを開けましたか?」と質問。調査の結果、最も多かったのは「高校生の時」の40%でした。「大学生の時(25%)」「中学生~それ以前(13%)」といった回答と合わせると、78%の人が社会人になる前にピアスを開けていたことが判明。

 

働く上でピアスをつけられない会社も多いため、自由度の高い“学生時代”に開ける人が多いのかもしれません。

 

また「初めてのピアスは誰に開けてもらいましたか?」と質問したところ、「自分で開けた(51%)」との回答が最も高い割合に。

 

「病院やピアススタジオ」と答えた人は31%にとどまっており、半数以上は自分のタイミングで手軽に開けられる方法を選ぶようです。ちなみに“初めてのピアスで開けた部位”を調べると、「ロブ(耳たぶ)」が90%でダントツの1位でした。

 

子どもがピアスに興味を持った際には、しっかりと子どもの気持ちや考えを汲み取った上で判断していきたいですね。

 

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文/古山翔

参照/株式会社スマートウェブ「ピアッシングについてのアンケート」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000048340.html