アニメ化、映画化…受賞作は時代にブームを巻き起こす

今回で13回目を迎えたマンガ大賞。受賞作の多くが映像化されていますが、かつてどのような作品が大賞を勝ち取っていたかご存知でしょうか? 例えば山岳救助ボランティアを描いた2008年の大賞作品『岳』(小学館)は、映画も制作されたほどの人気マンガ。次々と主人公の前に立ちはだかる過酷な現場が、読者の涙を誘ったようです。

 

さらに2010年の大賞に輝いた作品は、阿部寛さんの“迷演技”が話題を呼んだ『テルマエ・ロマエ』(KADOKAWA)。「古代ローマと現代日本のタイムスリップ」という壮大なストーリーながら、風呂をテーマに据えた同作品は多くの人の心を掴みました。

 

現在も劣らぬ人気を誇っている『ゴールデンカムイ』(集英社)は2016年の大賞作品。明治時代後期を舞台に、莫大な埋蔵金を巡る生存競争サバイバルマンガです。アニメ化も果たしており、長きにわたり多くのファンを獲得し続けている一作。

 

マンガ大賞を獲った作品は映像化されるなど、その年の流行になることもあります。普段はあまりマンガを読まない人も、夢中になってしまうかもしれませんよ。

 

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文/内田裕子