女優の杉本彩さんは、「公益財団法人動物環境・福祉協会Eva」の代表理事としても活躍。先日『報道リアリティーショーAbemaPrime』(AbemaTV)で語った“動物との触れあい方”に、共感の声が集まっています。

 

「電車に乗るなんて迷惑にゃ~」と猫は思っている

同日の放送は「動物愛護の境界線は!?」がメインテーマ。銚子電気鉄道で2月に開催される予定だった「ぬくねこ電車」企画について、杉本さんなどのゲストを招いて討論していました。

 

「ぬくねこ電車」は猫を電車に乗せて乗客と好きに触れ合ってもらう、猫好きにとってはたまらない内容。しかし電車の振動や騒音などが猫にとって大きな負担になるとクレームが入り、企画は中止に。杉本さんは「当然の結論」と語ったものの、世間では「動物園や猫カフェと何が違うの?」といった疑問の声が上がっていると紹介されます。

 

杉本さんが例として挙げたのは、夏祭りなどで開催される“移動ふれあい動物園”。動物との触れあいを楽しんでもらおうと悪気なく用意した場であっても、夏の炎天下にさらされる環境は動物にとって最悪です。また動物の扱い方を指導できる人がいない場合、お客さんが知らずに動物の負担になる扱い方をしてしまうことも。

 

杉本さんは飼育動物の不適切な扱い方を子どもの目にさらすのは、「教育上も良くない」と考えていることを明かします。動物だけでなく子どものためにも、間違った考え方で管理されている動物を見た時は声を上げるべきだと訴えました。