ゴールデンウィークが終わったころ、気分の落ち込みや体調不良を引き起こす「五月病」。4月に新生活を迎えた社会人や大学生に発症しやすいと考えられがちですが、実は子どもも発症します。入学・進級前のいまの時期から、家庭でできること注意すべきことを詳しく解説します。

五月病ってどんな病気? 子どもは発症するの?

 

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五月病は、はっきりした原因がないにも関わらず「気分が落ち込む」・「やる気が出ない」・「体がだるい」といった漠然とした症状が現れる病気のことです。 新生活が始まった4月からの緊張の糸が途切れることが原因と考えられていますが、症状がひどい場合には日常生活に支障を来すことも少なくありません。 さまざまな年代の男女749名を対象にした調査

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によれば、ゴールデンウイーク後に何らかの体調の異常を感じた経験がある方は半数以上にのぼるとのこと。 特に学生から社会人へと、大きな生活の変化が生じる20代では、約6割が五月病に陥ったことがあると回答しています

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新生活開始からちょうどひと月の節目にある長い連休…五月病は国民病と言っても過言ではありません。 五月病は一般的に成人が発症すると考えられがちですが、子どもにとっても4月は入学やクラス替えなど環境の変化が大きい時期。五月病を発症するケースも少なくありません。