「子どもが嘔吐した!」症状別に見る受診の目安

 

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家族や接触歴のある友人などに下痢嘔吐症状があり、同様の症状を認めた場合には「ウイルス性胃腸炎」である可能性があります。ここでは症状別に、受診の必要性について考えていきましょう。

<経過観察翌朝受診>

症状が次のような場合には、自宅で経過観察し、翌朝に受診する対応で問題ありません。

●嘔吐頻度が高くない
●水分摂取が問題なくできている
●排尿回数も普段と変わらない
●腹痛も軽度で済んでいる

 

<急患診療を受診>

次のような症状がみられる場合には、急患診療の受診をしましょう。

●何度も繰り返し嘔吐して、水分摂取できずぐったりしている
●排尿頻度や量が少なくなっている
●唇がかさかさに乾いている

 

<救急車を呼ぶ>

●排便物や吐物に血が混じっている

外科疾患の可能性があるため、救急車を要請し、救急対応を受ける必要があります。

 

また「普段の体重」と「症状が出現しているときの体重」は、脱水の状態を評価するのに有用な情報のひとつとなります。受診の前に確認しておくことをおすすめします。