巻き肩によって起こるデメリット
「巻き肩」になると、さまざまな体の不調が起こると考えられています。具体的に説明します。
1.首こりや肩こり
巻き肩になると、首や肩の周辺にある、次のような筋肉が引き伸ばされてしまいます。
●僧帽筋(そうぼうきん)
●肩甲挙筋(けんこうきょきん)
●小菱形筋(しょうりょうけいきん)
●大菱形筋(だいりょうけいきん)
この状態が続くと首や肩の血流が悪くなり疲労してしまうため、首こりや肩こりに発展します。 また、慢性的な首や肩のこりは、頭痛や手のしびれなどの原因になる可能性もあります。
2.呼吸がしにくくなる
巻き肩になると、胸の前面にある大胸筋
(だいきょうきん)や小胸筋(しょうきょうきん)が硬くなり、肋骨の動きも悪くなることが考えられます。 すると肺の膨らみが悪くなり、呼吸がしにくくなるため、効率的に酸素を取り込むことができなくなるのです。 酸素をしっかりと取り込めないと、疲れやすかったり、免疫力が低下したりといった不調につながってしまいます。
3.姿勢が悪くなる
巻き肩になると、頭が前に出て背中が丸まりやすくなるため、猫背やストレートネックを引き起こす可能性があります。 また姿勢が悪くなることで、腰痛や体のたるみ、ボディラインの崩れに発展することもあるでしょう。