「肩や背中がいつも凝っている」「疲れがなかなかとれない」そんな症状に悩まされていませんか? もしかすると、それは「巻き肩」になっているのかもしれません。体にさまざまな悪影響を及ぼす「巻き肩」について、理学療法士が原因や予防方法をご紹介します。
巻き肩になってしまう原因とは
「巻き肩」とは、両方の肩が体よりも前にズレてしまって、縮こまっている状態のこと。真上から見たときに、肩が内側に巻き込んでいるように見えることから、そう呼ばれます。 一般的には、スマホやパソコンを長時間使用することが原因となって、起こりやすいといわれています。 「頭が前に出て、背中が丸まり、肩甲骨が外に開いた姿勢」を長時間とり続けることによって、胸の前面の筋肉が縮まり、背中や肩甲骨の筋肉が伸び切ってしまった状態なのです。 また「横向きで寝る癖がある人」も要注意。下にある肩が前に出た状態で、上半身の体重がのしかかると、結果的に巻き肩となる可能性があるのです。