炎症を抑制する「アズレン」の使い方
アズレンは炎症を抑える成分のため、殺菌・消毒効果はありません。しかし、創傷治癒促進作用により口内炎の潰瘍の数を減少させたり、のどの痛みを緩和したりといった効果は期待できます。 さらに炎症を抑える効果を期待して、咽頭炎や扁桃炎に使われることもあります。こうした点から、処方薬で使用されている頻度は、3つの成分では一番高いのではないでしょうか。 またアズレンもセチリピリジニウムと同じく、うがい薬だけでなくトローチに配合されていることのある成分です。
うがい薬の成分にも、それぞれの役割と効果があります、正しく理解して、上手に選んでくださいね。
(※1)シオノギ製薬 イソジンガーグル液7%添付文書より
文:けん@薬局薬剤師