「セカンドオピニオン」は病院選びも大切
セカンドオピニオンを受けるには、これまでの経過や検査結果などをすべて記載した「診療情報提供書」を、担当医に発行してもらう必要があります。 これがあれば、基本的にはどんな医療機関でもセカンドオピニオンを受けることは可能ですが、なかにはセカンドオピニオンを行うことに慣れていない医療機関もあります。 また残念なことですが、セカンドオピニオンを正しく理解していない医師のなかには「治療を担当する患者以外の診断には力が入らない」という人も少なからずいるのが現状です。 セカンドオピニオンを受ける際には、「セカンドオピニオン専用外来」がある医療機関や、積極的に患者を受け入れている医療機関を選ぶようにしましょう。 受診の際には前もって医療機関に連絡して、「セカンドオピニオンを受けられるかどうか」を確認しておくことをおすすめします。
(※1)厚生労働省 受療行動調査の概況
文:成田亜希子