食物アレルギーのある子どもから目を離している隙に、祖父母が勝手に食べ物を与えてしまった…こういった問題は身近によくあるもの。そして祖父母からすると「悪気はない」というケースがほとんどです。 とはいえ命に関わることもあるだけに、見過ごすこともできません。祖父母世代にアレルギーを理解してもらうにはどうしたらいいのか、小児看護師がアドバイスします。

 

 

勝手に食べ物を与えてしまうのはなぜ?

 

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子どものアレルギーに関して、祖父母世代に聞くと「好き嫌い」や「わがまま」と捉えていることも少なくありません。 さらにはアレルギーに対する知識がないことから「食べさせてもらえないのはかわいそう」と、孫への愛情から与えてしまうケースも。 しかし悪気はなくとも、アレルギーを理解しない祖父母たちの行動によって、子どもに危険がおよぶ可能性も大いに考えられます。 子どもを守るためには、まず祖父母世代にアレルギーへの正しい理解を持ってもらうことが大切なのです。 どうやったら理解してくれようになるのでしょうか。