いまや、ネット検索で様々なことを手軽に調べられるように。子どもの体調が悪かったり、気になる症状があると「どんな病気なのか」検索する方も多いのではないでしょうか。調べることも参考にすることもよいのですが、情報の受け取り方や使い方しだいでは、正しい診断に妨げが出てしまうことも。医師が現場で感じた〝自己診断〟の危険性をお話しします。

 

ネット情報を取捨選択するのは難しい

 

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体調を崩したときや健康診断で引っかかったときなどに、症状や病名などを検索することがあるでしょう。 実際、症状や病名などのキーワードで検索をかけると、非常に多くのサイトがヒットします。 しかし残念ながら、その情報すべてが正しいわけではないのが実情です。 医師である筆者から見てネットの医療情報は玉石混交で、ご自身に合った情報を得るのはなかなか難しいように感じます。 病気の場合、誤った情報を過信することで様々な不利益を被ることも少なくありません。

 

 

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