退職したいと申し出たのに、様々な方法で引きとめられる「慰留ハラスメント」。なかなか退職できずに困っている人は多いようです。そんな中、最近では「退職代行」という仕事も登場しているとか…。
急に給料を下げられることも!?
会社を辞める際の様々な手続きを、自分で行わず代理人に依頼する「退職代行」。今年1月に放送された『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、退職を代行する法律事務所に密着していました。
退職代行を依頼する人の背景には、慰留ハラスメントの存在が。
例えば退職者に対して、会社側が雇用保険の離職票の手続きを取らないケースもあります。番組では「退職代行に仕事を依頼した」という、同じ会社で勤めていた夫婦に取材を敢行。働き盛りの社員2人が同時に辞めるとなれば、会社にとっては大きな損失です。しかし夫婦はパワハラや常軌を逸する長時間労働などに苦しみ退職を決断。
退職を決意してから辞める直前まで、2人は退職の意向を明かしませんでした。実は夫婦が働いていた職場では、“退職の意向を示した社員”が急に給料を下げられるなどの嫌がらせが横行していたそう。こういった会社の慰留ハラスメントに「会社はあらゆる手段を講じて引きとめてくるかも…」と不信感を抱き、夫は退職代行へ依頼したそうです。