数多あるパスタレシピの中でも圧倒的な人気を誇るカルボナーラ。作り方はいろいろありますが、今回は卵黄で作る濃厚カルボナーラをご紹介します。
美味しく作るコツは、フライパンではなく、ボウルでパスタとソースを絡めて仕上げること。こうすることで卵に直接火が入らず、固まりすぎるのを防ぐことができます。チーズと卵の濃厚ソースはどうしても味が単調になりがちですが、ジューシーな舞茸の水分がいい具合にオアシスのような働きをしてくれるので、飽きずに食べられます。香ばしい厚切りベーコンの塩けも利いていて、食べ応えもあります。
ただし、時間が経つとどんどん固まっていくので、出来上がったら早めに召し上がってください。
カルボナーラのレシピ
【材料(2人分)】
パスタ(スパゲッティ)…160g ベーコンブロック…120g
まいたけ…1パック(70g)
塩・あらびき黒こしょう…各適量 A|卵黄…4個分 |パルミジャーノレッジャーノ(粉タイプ)…40g
オリーブオイル…大さじ2
【作り方】
下準備
1.ベーコンは1cm角の棒状に切る。まいたけは石づきを切り、食べやすい大きさに手でさく。
パスタを茹でる
2.深めの鍋に3リットルの水を入れ、沸騰したら塩30g(分量外)を入れる。パスタを袋の表示より1分短めに茹で、ザルに上げる。この時、ゆで汁をカップ1杯分ほど取り分けておく。
ソースを作る
3.ボウルにAと黒こしょうを入れ、よく混ぜ合わせておく。
4.フライパンにオリーブオイルとベーコンを入れて弱火で熱する。ベーコンがきつね色にカリッとなったら中火にし、まいたけを加えて炒める。
パスタをからめる
5.まいたけがしんなりしてきたらゆで汁大さじ3〜4を入れて混ぜ、少しとろっとしたらパスタを入れて全体を混ぜる。
6.①のボウルに入れて手早くあえる。絡みにくいようであれば茹で汁を少しずつたす。
7.器に盛り、黒こしょうをふる。
PROFILE 田頭志保(たがしら・しほ)
フードコーディネーター・フォトグラファー。大学卒業後、新聞社にてカメラマンとして勤務。その後、料理と写真のテクニック、それに携わるフードコーディネーターの仕事に惹かれ、専門学校にて学ぶ。テレビや雑誌で現場技術を取得する傍ら、ロンドン〜中東での料理研究、写真活動を経て、現在フォトグラファー、フードコーディネーターとして活躍中。
取材・文/田川志乃 撮影/菅井淳子