子どもの教育に携わる代表的な仕事といえば“学校の先生”ですよね。昨年12月に文部科学省は、令和元年度に実施した“教員採用試験”についての調査結果を発表。同調査によると、公立学校教員の競争率は年々下がっているそうです。
公立小学校教員の競争率が過去最低に…
文部科学省は“公立学校教員採用選考試験”の採用者数や競争率などの調査を毎年実施。昨年におこなわれた調査では、公立小学校教員の競争率は過去最低の2.8倍という結果になりました。受験者数は4万7661人で前年度よりも3536人減少。小学校教員だけでなく中学校や高等学校も含んだ場合は、平成12年度から減少傾向になっています。
文部科学省の公式ホームページでは、同調査の“分析と今後の対応”を公開。近年の採用倍率低下に対して、「大量退職などに伴う採用者数の増加」が原因だと推測しています。例えば平成12年度の調査結果を見ていくと、受験者数は4万6156人で採用者数が3683人。昨年の採用者数は1万7029人なので“5倍”近く増加したことに。採用者数の大幅な増加により、倍率が下がったと考えられています。