スマホやタブレットと上手くつき合うためには?

昨年2月放送の『すくすく子育て』(NHK)では、「子どもの目」をテーマに専門家がアドバイスを送っています。

 

例えば娘を持つ女性からの「テレビに近づき過ぎて見ていると、視力が悪くなってしまうのでしょうか?」という声に、国立成育医療研究センターの眼科医長・仁科幸子さんは「小さな子どもは視力が未発達なので、どうしても興味を持ったものに近づこうとします」と回答。

 

続けて「お子さんの場合は、うたを歌ったり、体を動かしたりして、単に近くで見ているだけではないので、問題はないと思います」と話しました。

 

また「スマホやタブレットとの上手なつきあい方は?」との質問に対し、視能訓練士で国立成育医療研究センターの三井田千春さんは「連続して見続けると目の負担になるので、休憩を入れるなど、時間をあけることを心がけてください」とコメント。

 

仁科さんも「集中して見続けた後は、どんな年齢の子どもでも、遠くを見たり、体を動かしたり、外で遊んだり、いろいろなものを見て目を動かしてあげるとよい」と助言しています。

 

ものを視る力は生活を送る上で重要な感覚。子どもの視力低下を招かないよう、できることから配慮してあげたいですね。

 

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文/長谷部ひとみ

参照/文部科学省「令和元年度学校保健統計調査(速報値)」
https://www.mext.go.jp/content/20191220-mxt_chousa01-000003265_7.pdf