〝ゆがんだ認知〟のよくあるパターン
<心読みの期待しすぎ>
⇒「そんなこと、いちいち言わなくたってわかるはず!」と、言葉で気持ちを話さずに、相手の理解を求める
<すべき思考>
⇒何をしてほしいか伝えずに、「食事の後片付けぐらい、当然するべきでしょ!」といった前提で相手を責める
<一般化のしすぎ>
⇒たったひとつでも相手に落ち度があると、「いつもそうじゃない!!」と、すべてのことにあてはめる
<レッテル貼り>
⇒「どうせ自分のことしか考えられない人なんだ」と、相手に極端なレッテルを貼る
どうでしょう? 思いあたることはないでしょうか。 「遅い帰宅を責められた!」という認知を、「寝かしつけの都合もあるから、何時に帰るか知りたかっただけかも」と修正するだけでも、夫に対するイライラ、不信感は軽減されるはずです。 もちろん、あなたが悪いわけではありません。でも、相手が悪いともかぎらない。これが多くの夫婦の現実であり、相手が変わるのを待っていても、自然と変わってはくれません。 自分の認知にゆがみがないかをチェックし、「相手には相手の考えがある」「言葉で確認しないとわからない」といった、現実に即した認知に変えてみましょう。 これだけで、夫へのイライラも口論も、かなり少なくなってくるはずです。
文:川西雅子