腟カンジダ症で漢方治療を受けるには
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最近では、婦人科や一般内科でも漢方治療をとり入れる医師が増えています。また、漢方を得意とする薬局も数多くあります。 関口先生のお話では、このような漢方薬局にも、医学的知識と処方にすぐれた薬剤師が多くいるのだそうです。
「腟カンジダ症をくり返す人は、漢方薬局に足を運んでみてください。症状や体質をくわしく聞いたうえで、適切な漢方薬を処方してもらえます。
それを飲んで〝効いた〟という感じがあれば、婦人科や一般内科で、保険治療の範囲内で処方してもらうといいですよ。
もちろん、最初から漢方を扱える婦人科や一般内科を受診するのもいいと思います」
漢方を扱う婦人科や一般内科は、インターネット上にも情報があります(
「漢方のお医者さん探し」)。 腟錠や軟膏などの治療で、何度も再発してしまうときは、漢方治療を試してみてはどうでしょう。
そのうえで、仕事や家事、育児で無理をしないことも大切です。 年齢により気力・体力が低下した身体で、20代のときと同じ仕事量をこなすのは、そもそもむずかしいもの。 関口先生いわく「40代からの仕事は、ポイントだけちゃんとやればいいんですよ。自分ひとりで多量の仕事を抱え込まず、いかに人に任せるかが肝心なんです。
それができる人のほうが、腟カンジダ症だけでなく、更年期の不調にも悩まされにくいんですよ」
文:川西雅子