デリケートゾーンに適した保湿剤って?
デリケートゾーンの保湿は、基本的に顔や体と同じ。特別なことはありません。入浴後にボディ用のローションやミルクを塗るときに、外陰部にも塗る習慣をつけましょう。 手足やボディを先に塗っても、外陰部を先に塗っても、どちらでもかまいません。 ただし年齢がさらに上がってくると、もう少しスペシャルなケアが必要です。 個人差はありますが、50歳以上になると外陰部の老化が加速してしまうからです。アメリカでは、ヒアルロン酸や脂肪を入れてふっくらさせる人もいるほど。
「通常のボディケア用品では十分に潤わないと感じたら、外陰部専用の少し高級な保湿剤に変えてみましょう。
女性ホルモン様物質を含む製品なら、より高い効果が得られます」と関口先生。
外陰部専用の保湿剤にはさまざまなものがありますが、アンチエイジング作用のある抗酸化成分や、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれたものがおすすめ。 女性ホルモン様物質には「大豆イソフラボン」や、大豆イソフラボンからつくられる「エクオール」などがあります。 このほかに、組織の再生を促すプラセンタなどが含まれた製品もあり、女性外来やアンチエイジングに力を入れている婦人科などで購入できます。 エストロゲンの一種である「エストラジオール」を含む保湿剤もあり、皮膚のハリを支えたりコラーゲン組織を増やす効果があります。