年齢とともに老化するのは、顔の皮膚だけではありません。デリケートゾーンも同じで、カサついてしわっぽくなってきます。 その結果、見た目の変化だけでなく性機能が低下したり、排尿に影響を及ぼすことも。そこで必要なのが「デリケートゾーンの保湿」です。 女性泌尿器科医の関口由紀先生に、正しい保湿のしかたを教えていただきました。
30代半ばから、デリケートゾーンは老化する!
膣や外陰部の若さに影響するのは、女性ホルモンの分泌量。とくにエストロゲンというホルモンが、ハリや潤いにかかわっています。でも、30代半ばになると分泌量は徐々に減少していきます。 関口先生によると「エストロゲンが減ると、外陰部も少しずつ老化します。
ふっくらしていた大陰唇はハリがなくシワっぽくなり、全体にボリュームがなくなります。
小陰唇も年齢とともに小さくなり、膣の入口も常に湿った状態だったのが、だんだんカサカサに。
そうなると性交痛などが起きやすくなるんです。それを防ぐには、年齢に応じた保湿ケアが欠かせません」
年齢とともに女性ホルモンが減ると、ハリが損なわれ、萎縮して小さくなってくる。