老若男女に愛されるポテトサラダですが、今回はちょっとリッチなポテトサラダをご紹介します。
材料は定番の具材を使っているため、パッと見は至って普通のように見えますが、実はサイコロ状にカットしたクリームチーズが仕込んであるんです。ほくほくしたじゃがいもの素朴な味を楽しみつつ、時折クリームチーズが混ざったクリーミーな部分があることで味の変化を楽しめます。
美味しく作るコツは、味付けのタイミング。下味は、じゃがいもが熱いうちに。水っぽくなるのを防ぐとともに味に深みを出すことができます。マヨネーズは分離しないよう、十分にあら熱をとってから混ぜ合わせるようにしましょう。冷蔵で3〜4日程度保存もきくので、作り置きにもおすすめです。
【材料(2人分)】 じゃがいも…2個(300g) きゅうり…1/2本 ハム…2枚 クリームチーズ…40g マヨネーズ…大さじ3 A|酢・オリーブオイル…大さじ1/2 |塩こしょう…少々
【作り方】 1.きゅうりは輪切りにし、塩少々(分量外)をふる。しんなりしたら水けを絞る。ハムは1.5cm角に、クリームチーズは1cm角に切る。 2.じゃがいもは水で洗い、ぬれたまま乾いたクッキングペーパーで包む。さらにラップでふんわり包み、電子レンジ(600W)で3分加熱する。上下を返してさらに3分加熱する。竹串をさして中まで柔らかくなったら、熱いうちに皮をむき、ボウルに入れてフォークなどであらくつぶす。温かいうちにA、ハムを加えて混ぜ合わせ、そのまま冷ます。 3.冷めたらクリームチーズ、きゅうり、マヨネーズを加えて混ぜ合わせる。
PROFILE 田頭志保(たがしら・しほ)
フードコーディネーター・フォトグラファー。大学卒業後、新聞社にてカメラマンとして勤務。その後、料理と写真のテクニック、それに携わるフードコーディネーターの仕事に惹かれ、専門学校にて学ぶ。テレビや雑誌で現場技術を取得する傍ら、ロンドン〜中東での料理研究、写真活動を経て、現在フォトグラファー、フードコーディネーターとして活躍中。
取材・文/田川志乃 撮影/菅井淳子