「インポスター症候群」から抜け出す方法

 

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「インポスター症候群」をこじらせると、自己肯定感がどんどん低くなってしまいます。 ですが急に「自信を持て」と言われても、そう簡単ではありません。これまでの人生で強く刷り込まれてきた価値観を変えるには、それなりに時間がかかります。 でも、視点を変えることを意識すれば、少しずつですが確実に変化していくもの。あきらめないで「できることから」やっていくことが大切です。

 

ますは、どれだけ小さなことでもいいので「自分の力で成功した」と思う経験を増やしてみてください。初めてチャレンジする料理でもハンドメイドでも、小さなことで構いません。 そしてできたら「よくやった!」と、自分を褒めることを繰り返してください。最初は「あなたしか知らないこと」からはじめるのがおすすめです。 あなたが自分の世界ので自分を褒めていることは、誰も知らないですし、干渉もできません。「周りになんてどう思われるか…」と気にする必要がないのです。

 

慣れてきたら少しずつ、成功体験の回数や、挑戦するジャンルや場面を増やしてみてください。 慣れてきたら、親しい人に話して褒めてもらうのもひとつの手。そのときも必ず「私、よくやった!」と心の中でつぶやいてくださいね。 その積み重ねがいずれ「自信」や「自己肯定感」につながって、いま感じているモヤモヤが、少しずつ薄まっていくことでしょう。

 

 

文:矢島みさえ