年の瀬が近づく今日この頃。各鉄道会社は大晦日から元旦にかけて運行される終夜運転や臨時列車も発表しています。今回はJR東日本の終夜運転と臨時列車をまとめます。※2019年12月30日時点の情報です。
JR東日本(関東エリア)の終夜運転について
JR東日本(関東エリア)における終夜運転は以下のとおりです。
京浜東北・根岸線
- 大宮~桜木町:1時~4時頃 約20分~40分間隔
- 桜木町~大船:1時~4時頃 約60分~80分間隔
山手線
- 内回り:1時~5時頃 約12分間隔
- 外回り:1時~5時頃 約12分間隔
埼京線
- (新木場)~大崎~大宮:1時~4時頃 約60分間隔
中央線
- 東京~高尾:0時~5時頃 約20分~55分間隔(御茶ノ水~三鷹間の各駅停車)
青梅線
- 立川~拝島~御嶽:2時~5時頃 約50分間隔(青梅~御嶽間は快速運転)
※停車駅は立川~青梅の各駅と御嶽
中央線・総武線各駅停車
- 中野~千葉:1時~5時頃 約20分~50分間隔
常磐線各駅停車
- 代々木上原~綾瀬~我孫子:綾瀬発我孫子行き 1時49分、3時19分、我孫子発代々木上原行き 2時30分、4時05分
総武本線・成田線
- 千葉→成田:0時50分~4時30分頃 約60分間隔(千葉~成田間は快速運転)
※成田山新勝寺号 ※停車駅は千葉、都賀、四街道、物井、佐倉、酒々井、成田
成田線
- 我孫子~成田:我孫子発下り列車 1時発、2時30分発 成田発上り列車 1時43分発、3時13分発
※成田山新勝寺号
高崎線
- 上野~籠原:上野発下り列車 2時発、2時53分発、籠原発上り列車 0時01分発、1時01分発
湘南新宿ライン(宇都宮線)
- 宇都宮~小山~大宮~大船~逗子:0時~5時頃 約60分間隔
湘南新宿ライン(横須賀線)
- 逗子~大船~大宮~小山~宇都宮:0時~5時頃 約60分間隔(逗子~西大井間は約30分間隔)
横須賀線
- 横須賀~逗子~横浜~品川:0時~5時頃 約60分間隔(逗子~西大井間は約30分間隔)
京葉線
- 東京~海浜幕張:1時~5時頃 約15分~30分間隔
- 海浜幕張~蘇我:1時~5時頃:約45分間隔
- 東京~西船橋:0時30分~5時頃:約45分間隔
武蔵野線、常磐線快速、南武線、横浜線では終夜運転は実施されません。また、線区により運転間隔が異なります。終夜運転時間帯に列車を利用する場合は駅の時刻表をよく確認することをおすすめします。
正月に運行される臨時列車
JR東日本(関東エリア)では元旦に初詣向けの臨時列車が行われます。元旦に運行される臨時列車は以下のとおりです。
- 犬吠初日の出・銚子初日の出号 運転区間:高尾・大宮・新宿→銚子(特急犬吠初日の出号)、成田→銚子(快速銚子初日の出号) ※特急犬吠初日の出号は普通車全車指定席の特急列車です。
- 外房初日の出号 運転区間:新宿→千倉(内房線) ※外房初日の出号はグリーン車指定席・普通車全車指定席の特急列車です。
- 成田山新勝寺号 運転区間:茂原→千葉 ※成田山新勝寺号は普通列車です。
- 成田山新勝寺号 運転区間:君津→千葉 ※成田山新勝寺号は普通列車です。
- 成田山新勝寺号 運転区間:千葉→木更津 ※成田山新勝寺号は普通列車です。
- 成田山新勝寺号 運転区間:我孫子→成田 ※成田山新勝寺号は普通列車です。
- 成田山新勝寺号 運転区間:千葉→成田 ※千葉発成田行きの成田山新勝寺号は快速列車です。
- 伊豆初日の出号、伊東初日の出号 運転区間:品川→伊豆急下田、新宿→伊東 ※品川発伊豆急下田行きの伊豆初日の出号は普通車全車指定席の快速列車です。品川発伊東行きの伊東初日の出号は全車グリーン車指定席(お座席電車)の快速列車です。※品川発伊豆急下田行きは片瀬白田駅で、新宿発伊東行きは根府川駅で初日の出が見られます。※伊豆急行線内の普通車指定席料金は大人110円、子ども60円均一です。
正月に運行される臨時列車の中で注意が必要なのは伊豆初日の出号と伊東初日の出号です。これらの列車は品川発伊豆急下田行きと新宿発伊東行きが運行されます。ともに快速列車ですが、乗車するには前者は普通車座席指定券、後者はグリーン車座席指定券が必要です。 なお「快速列車」といっても、東海道本線で運行される通常の快速列車と停車駅が異なるのでご注意ください。たとえば、品川発伊豆急下田行きは小田原、熱海には停車しません。
それぞれの臨時列車の詳細なダイヤはJR東日本の特設ページをご覧下さい。
正月に運行される特急列車には自由席はありません。早めに指定席を予約することをおすすめします。
このように大晦日~元旦期間中は特別ダイヤで運行される区間が多いため、利用する際は駅の掲示板に注意しましょう。また終夜運転中の踏切の横断は特にご注意ください。それでは臨時列車を上手に活用して、楽しい正月をお迎えください。
文・撮影/新田浩之