ラクに脳のスイッチをオフにする方法

POINT1.毎日、同じ時間に寝る(明朝、早く起きる場合も同じ時間に)

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「入眠定時」が脳にセットされると黄金の90分もパターン化され、毎日、最高の睡眠が得られます。いつもより早く起きる日は、睡眠時間を前倒ししても眠りづらいので、いつもどおりに眠るほうが睡眠の質を確保できます。

 

POINT2.スマホやパソコンの〝操作〞は危険

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眠る前にスマホやパソコンでメールチェックをしたり、ニュースを検索したりすると交感神経が優位になり、脳が覚醒します。そのあとの眠りの質が悪くなるので、眠る前にスマホやパソコンを操作するのは避けて。

 

POINT3.睡眠環境を変えないこと

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自身の睡眠に不満がない場合、いつもどおりのベッドと照明&室温で、定時に、同じパジャマを着て眠ることは「睡眠のルーティン」として毎日の良眠に役立ちます。うまく眠れていない場合、睡眠環境を含めて変える必要があります。 

 


光と体温で押せる〝覚醒のスイッチ〞

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睡眠と覚醒はセットのため、ぐっすり眠るためには、朝起きてからの行動習慣も重要に。


光と体温で覚醒スイッチを入れて、すっきりした目覚めと良質の睡眠を手に入れましょう。



「朝は太陽光を浴びる&体温を上げる」が大切

「ぐっすり眠る人は朝から違います」という西野博士。なかなか寝つけず、眠りが浅く、翌朝は起きられない…という悪循環は避けたいものです。


「覚醒のスイッチとなるのが光と体温です。天気にかかわらず、ベッドから出たら朝の光を浴びることは、メラトニン(眠りを誘うホルモン)の分泌を抑制し、覚醒を促してくれます。また、自然に上がっている深部体温と皮膚温度の差を広げることが覚醒につながるので、起きてすぐは、はだしで歩いたり、手や歯を冷たい水で洗うのもおすすめです」


特に女性は生理周期や妊娠、更年期といったホルモンの影響が睡眠を妨げることもあるため、よい睡眠を習慣づけることが大切!深い睡眠と覚醒で、疲れをためない体をつくりましょう。