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働くママにとって睡眠はとても大切ですが、夏は寝苦しい夜が多く、睡眠不足になりがち。


睡眠の質を上げるためには、“体温スイッチを入れること”が大切ですが(参照:

寝苦しい夏の夜でも睡眠の質を上げるには?

)、もうひとつ意識したいことがあります。



眠る前は脳を刺激しないことも睡眠の重要ポイントです。毎日同じ時間、同じ環境で眠れるよう、睡眠ルーティンを整えることで、脳のスイッチをオフにできるのです。




〝タイクツになると眠くなる〞を逆手にとる

運転中に眠くなる原因のひとつは風景が変わらないこと。つまり、単調な状況だと頭を使わないので、脳は考えることをやめ、タイクツして眠くなるのです。


西野博士は、このようにタイクツして脳のスイッチをオフにするための方法を提案しています。


「よけいなことを考えずにスイッチオフで眠るには、眠る時間を一定にし、寝具や室温、照明など、いつも同じ環境で眠りましょう。旅先などで環境が変わると眠れなくなる人が多いのは、いつもと違う状態で脳が刺激を受けているからです」


すでにベッドでの読書やテレビが習慣になっている人は、必ずしもやめなくてもOK。


「ただしテレビも本も、夢中になるミステリーなどはやめて、刺激が少なくタイクツなものにしましょう。音楽も、いつも聞いている単調な曲を流すなら大丈夫です。一方、スマホやパソコンは情報を自分から探しにいってしまい、脳を刺激しがちなので、寝る前の操作は極力控えてください」