【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:草間小鳥子

 

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育児中のママにとって、避けては通れないのが子どもの「トイレトレーニング」。はじめて、これから子どものトイレトレーニングを始めるという方の中には、「つらそう」「気が重い……」という思いもあるのでは? そこで今回は、できるかぎり負担を減らしたトイレトレーニング実践法を、お伝えします!

 

トレーニングパンツ必要な!?

補助便座などと並んでトイレトレーニングのアイテムとして知られている「トレーニングパンツ」、通称「トレパン」。股部分の布が層になっており、濡れた感じが紙オムツよりも伝わりやすく、1〜2回のおしっこであれば吸収してくれるという布パンツです。股部分が6層のものから、3層、2層……と慣れるにつれて徐々に普通のパンツへ近づけて行くというのが、よく知られているトイレトレーニングの基本ステップです。ただ、失敗のたびに洗濯しなくてはならず、枚数が必要なうえ、布が厚いぶん乾きにくいというストレスも。私も、第一子のトイレトレーニングを始める前から、トレパンを何枚も洗うのが面倒くさく、なんとか使わずに済まないものか、と頭を悩ませていました。そこで、だめもとでトレパンを使わずにトイレトレーニングを開始したところ、なんと使わないまま、2歳前に昼間のオムツを卒業することができたのです。

 

トイレトレーニングパッドを、普通の布パンツにON

 

まず、用意するものは、普通の布パンツ5〜6枚と、トイレトレーニングパッド。それと、補助便座だけ。トイレトレーニングパッドとは、このように、普通の布パンツにぺたりと貼り付けて使います。

 

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1〜2回のおもらしであれば、トレパンとおなじように吸収でき、紙オムツよりも濡れた感じが伝わります。使用後は紙オムツのように取り外して捨てます。経済面やエコという部分に関してはトレパンの方が優れていますが、洗う、乾かす、といったストレスがありません。慣れないうちは、吸収量の限界を超えたり、ズレたりして漏れてしまうということもありますが、そこも含めて、普通の布パンツの感覚に近いのです。使い捨ての紙オムツタイプのトレーニングパンツもありますが、長男は、紙オムツとの違いをあまり感じなかったようで……。わが家の場合は、布パンツ+パッドが合っていました。トレーニングを続けていくうちに、トイレでの成功が増えていき、パッドが一度も塗れないまま一日を過ごせる、という日も出てくるはず。そうなったら、いよいよ布パンツだけにしてみましょう。

 

慣れてきたら、布パンツのみに切り替え!

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わが家では、長男が1歳半くらいの頃からトイレトレーニングパッドを使いはじめました。トイレでの成功が増え、おしっこを我慢できる時間が長くなってきた三ヶ月後あたりで、思い切って寝る時間以外は布パンツで過ごさせることにしました。この時、ズボンははかせないので、風邪をひかないよう春や夏など過ごしやすい時期がおすすめです。はじめは、ぜんぶ床にバシャーとなってしまうのではとハラハラしていたものの……なんと! 本人も、これまでのパッドを使ったトレーニングの成果で布パンツに慣れ、もれると不快なので我慢するという習慣がついていたようで、すんなりとオムツはずれに成功!夏場だったので、布パンツ一枚が快適、ということもプラスに働いたようでした。ただ、やはり失敗はあります。その時は、叱らずすみやかにトイレに座らせ、パンツを替えます。こぼれた部分は水とフローリング洗剤で拭き取れば、もう安心。叱りすぎたり、あまりにほめすぎたりせず、「トイレは大変ではなく、普通のことなんだ」という本人の実感が、トレーニングを後押ししてくれますよ。さらに布パンツに慣れてきたら、より履いているのがたのしくなるようなパンツに替えてみるのも効果的。男の子なら、好きなキャラクターのついているボクサー型パンツ、女の子なら、リボンやフリルなど飾りのついたパンツなど。お気に入りのパンツが見つかれば、本人のやる気もアップします。長男も、「お兄ちゃんパンツはきたい!」と、トイレに積極的になりました。

 

それぞれのお子さんにより個人差はあるかもしれませんが、本人も、そして保護者の方も、ストレスがないトイレトレーニングが一番。布パンツはいずれ必要になるので、トレーニングのステップにあわせて買い替える必要がないというのも、うれしい。トレパンなしトイレトレーニング、ぜひお試しください!