200キロ離れた義実家に月1の帰省(沙苗さん/33歳/販売)
私も「最低限の親戚づき合い」に対する、考え方の違いに悩む一人です。私の中では、年に数回顔を合わせる程度、百歩譲っても季節の挨拶くらいだと思っていました。しかし姑にとっては違ったようです。 ます、年に1回の家族旅行は必須。さらに悩ましいのは、月に1回は必ず家族で顔を合わせるのは「最低限」と言うこと。義実家とわが家は200キロも離れているので、気軽に帰省するような距離でもありません。 それでも姑は「家族なんだから当然のことでしょ!? 家族は一緒に食卓を囲んでご飯を食べるものなの!」と、まったく譲る気配がないんです。 姑の言っていることも分からなくはないのですが、子育てや家事、仕事もあるなかで物理的に不可能なこともあります。長年の説得を重ね、ようやく3か月に1回に減らすことに成功しましたが、それでも相当な負担ですけどね。
嫁と姑の考える〝最低限〟には、だいぶ差があることは覚悟しておくべきだと思います。姑の意見や気持ちにも耳を傾けつつ、地道に根気強く〝最低限のハードル〟を下げていく交渉を続けてください!
文:葛西明