睡眠改善薬と睡眠薬の違い
「睡眠改善薬」と睡眠薬や睡眠導入剤の違いは、処方箋を必要とするかしないかですが、これは有効成分の違いでもあります。
睡眠薬や睡眠導入剤は、前述の通り、長期に渡る不眠症に対して用いられる医薬品であり、強制的に眠れるような成分を配合しています。 これに対し睡眠改善薬は、眠気を催して自然と睡眠状態へ入れるように導きます。風邪薬や花粉症などのアレルギー薬を飲んで、眠くなった経験があると思います。 睡眠改善薬の有効成分は、風邪薬やアレルギー薬にも使用されている抗ヒスタミン剤で、覚醒物質であるヒスタミンの作用を抑えて、入眠へ導くのです。 睡眠薬や睡眠導入剤は、ふらつきを感じる、強い眠気が翌日まで続く、などの副作用がでる場合もありますが、睡眠改善薬では副作用例も少ないことが分かっています。 ただし妊娠中や、妊娠の可能性がある方は使えないので、注意してください。