寝つきが悪い、眠りが浅い、すぐ目が覚める、熟睡できない…睡眠に関する悩みはいろいろです。そんなとき薬の使用もひとつの方法ですが、睡眠に関する薬には、似て非なるいくつかの種類があります。不眠症とその薬について解説します。
「眠れない」お悩みはありませんか?
不眠症にはさまざまな原因が考えられるため、自己判断は禁物。眠れない日が続いているのであれば、原因をしっかりと見極めるためにも病院での受診をおすすめします。 そして、医師から不眠症と診断された場合、一般的には睡眠薬や睡眠導入剤が処方されます。
睡眠に関わる薬について
現在使用されている睡眠薬や睡眠導入剤の多くは、いわば強制的に脳の神経活動を抑えることで入眠を促すものです。 脳の神経活動を抑えるというとちょっと恐ろしくも聞こえますが、興奮を抑えてリラックスできるように導くもの、とイメージしてみてください。 最近はこのような薬に加え、メラトニンという体内時計に関わる物質の分泌を促し、自然な眠りを促すような薬もあります。 これらは医師による処方箋が必要で、不眠の原因や体質等に合わせて、医師と相談しながら決めていくこととなります。 睡眠に関係する薬には、ドラッグストアで購入できる一般用医薬品もありますが、これは「睡眠改善薬」と呼ばれるもの。 「精神疾患等病的な原因のない人」の一時的な不眠症状を緩和するものです。