■両親の「小さな願い」を聞き逃さない(由紀さん/40歳/IT関係)
両親とは離れて暮らしていますが、1~2か月に1回くらいの頻度で会っています。わが家には子どもが2人いて、お金もないので、仕送りや旅行に連れて行くようなことはできません。そこで「小さな願いを叶えるお手伝い」をしています。 たとえば以前、母が「日帰り温泉に行きたいけど、おばあちゃんの介護があるから無理かしら…」と言ったんです。そこですかさず、介護兼留守番役を買って出て、気兼ねなく出かけてもらいました。 また先日は、父が「パソコンを使いこなしてみたい」と言いました。これは私の得意分野。実家に帰るたびに2時間ほどパソコン教室をして、父のITライフをサポートをしています(笑)。 お金で援助はできなくても、労働力でなら力になれるもの。コミュニケーションをとりながら両親の望むことを引き出し、協力できることを考えて力になる。いまは、この方法で親孝行しています。