突き指の症状と治療法は千差万別
突き指の症状は、指にどのような、どの程度のダメージが加わったかによって大きく異なります。 軽度な腫れや痛みが数日続いて自然に治るケースもあれば、非常に強い痛みが続いて、指先が動かしにくくなるケースもあります。 基本的には、腱や骨へのダメージが大きいほど強い症状が現れやすいですが、痛みの感じ方は人それぞれ。大きなダメージでも、さほど強い痛みを訴えないことも少なくないのです。 治療法も症状と同じく、受けたダメージよって大きく異なります。
軽度な症状のみの場合は、特別な治療をしなくても自然に治るケースがほとんどです。 しかし腱が断裂している場合は、腱を元の状態に戻すため、指を伸ばした状態で固定を続ける必要があります。 また、骨折や脱臼を伴う場合は手術が必要になることもあるのです。
突き指を放っておくとどうなる?
ありふれたケガのため軽く考えがちな突き指ですが、腱の断裂、骨折、脱臼などを起こしていることも少なくありません。 これらを放置しておくと、腱が切れたまま固くなって指を伸ばすことができなくなったり、骨の位置がズレたままくっついてしまうことも。 日常生活に支障を来すような後遺症が残ることがあります。特に子どもは腱や骨が柔らかいため、重症になりやすいもの。 決して軽く考えずに病院を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。