突き指の応急処置「引っ張る」は本当?
突き指をしたときの応急処置として「引っ張るとよい」と言われることもありますが、これは絶対にNGです。 骨折や脱臼を伴うこともあり、無理に引っ張ることでかえって症状を悪化させてしまうことがあるからです。 突き指をしたときの応急処置は、いわゆる「RICE処置」を行うようにしましょう。具体的には、以下の4つの処置です。
R:rest 安静/できるだけ動かさない
I:icing 冷却/氷水で冷やす
C:compression 圧迫/患部をタオルや包帯などで圧迫する
E:elevation/心臓より高い位置に指を上げる
「たかが突き指」と侮るなかれ。治療が遅れると子どもの指に後遺症が残ることもありますので、応急処置をしてできるだけ早く病院に行くよう心がけましょう。
文:成田亜希子