なぜ自分勝手になってしまうのか


健全な人間関係を築くうえで、相手を思いやることや譲歩することや当たり前です。その前提で自分勝手な人に接していると、「なんだか私ばかり我慢している気がする…」と思うことがちょくちょくあります。 そんなとき、相手がなぜ自分勝手に振舞っているのかがわかると、冷静に対応ができます。

 

「自分さえ良ければいい」理論で動いている

自分勝手な人に多いのは、他人のことなどお構いなしで「自分の居心地のいいことが最優先」ということ。相手の立場に立って物事を考えないので、そもそも自分勝手だと気が付いていないケースもあるようです。

 

「これぐらいなら頼んでもいい」と甘えがち

「自分さえよければいい」と思っていると、相手に面倒ごとを押し付けることに対してためわなくなるのか、自分勝手な人は相手の都合を無視して頼みごとをすることが多いようです。

 

特に、雑用などの小さなことばかりを相手に押し付けるので、頼まれた方も嫌とは言えず「これぐらいなら…」と引き受けてしまいがち。自分勝手な人はその気持ちに甘え、また面倒ごとを押し付けてしまうという悪循環ができてしまいます。

 

毅然と振る舞うことが自分のためになる


身の回りに一人はいる「自分勝手な人」。仕事上の付き合いだと、気軽に関係を断つわけにもいきません。とはいえ、自分が我慢ばかりしていても、自分勝手な人との関係が良好になるわけではありません。

 

「私が我慢すればいいのかも」「私が努力しなくちゃいけないのかも」と自分を追い込む必要はありません。ときには無理なことや嫌なことに対してはっきりと「NO」と伝え、自分勝手な人と健全な関係を築いていけるといいのではないでしょうか。

 

文/佐藤仁美