無理なことに対して「NO」と断る勇気を身につける

人を変えることは難しいですが、自分自身の考え方や行動を変えることはできます。自分勝手な人の振る舞いに困っている場合、まず自分自身を変えることから始めてみましょう。

 

自分勝手な人に振り回されやすい人の特徴のひとつが「断れないタイプ」ということ。相手との仲が険悪になるのが嫌で、つい頼まれごとを安請け合いしてしまっていませんか?

 

自分さえ我慢すればなんとかなる、と思ってしまう気持ちもわかりますが、それは本来する必要のない我慢です。我慢することに勇気を使うより、「NO」と断ることに勇気を使ってみましょう。

 

大切な人の場合は根気強く話し合う

自分勝手と感じる相手が大切な同僚や、これから育てていきたい後輩の場合、いつまでもその振る舞いに付き合っているだけでは、ストレスがたまるだけでなく、相手のためにもなりません。

 

 

 

このようなケースの場合、一方的に我慢するのではなく、自分の気持ちを相手にきちんと伝えることが大切です。「あなたとはこれからもいい仕事仲間でいたいから」「あなたに期待しているから」と、なぜ指摘するようになったのか、理由までしっかり伝えましょう。そうすることで相手が感情的になるのを抑えることができます。

 

最終手段・「こういう人なんだ」と受け流す

自分勝手な人と接していると、イライラしたり、疲れたりと精神衛生上良くないことばかり。 しかし、こうした気持ちになるのは、あなた自身が「相手に変わってほしい」と期待をしているからともいえます。この“期待”をするのをやめてみましょう。

 

 

 

「この人はこういう人なんだ」と諦めて接する、相手の身勝手な言動をサラリと受け流すことができ、イライラや疲労から解放されるはずです。

そもそも自分勝手な人とは?


「自分勝手な人」と一言で言っても、そのタイプはさまざま。どんな特徴があるのか、改めて確認してみましょう。

 

特徴① 自分の価値観を人に押し付ける

自分勝手な人に多いのは、「価値観を押し付ける」ことです。自分が良いと思ったものや楽しいと思ったものが絶対的に正しいと思い、他人にグイグイと勧めてきます。悪意があるわけではなくても、無理やり押し付けられる側としてはなかなかストレスがたまります。

 

 

 

具体例としては、食べ物が良い例ではないでしょうか。 「これおいしいよ!」と勧めてくれるのはいいのですが、「苦手だから…」「アレルギーがあるから」と言ってもなかなか退いてくれず、「もったいないから」「一度食べたら好きになるよ!」など、相手が苦手と言っているにも関わらずしつこく勧めてくる人がいますよね。相手の都合や意見を無視して自分の意見を押し付けるのは、自分勝手の代表例と言ってもいいかもしれません。

 

特徴② 自分が話題の中心でないと気が済まない

常に自分が一番に注目されたいというのも、自分勝手な人の特徴と言えるでしょう。 常に話題の中心にいたいがため、他の人が話しているにも関わらず「私の場合はね」と、すぐに自分の話題にすり替えてしまう人は要注意です。

 

特徴③ 交友関係は広め

自分勝手な人は周りから距離を置かてしまうイメージがありますが、実は意外とそうでもなく、むしろ交友関係が広いことも多いようです。

 

自分勝手な人には、人から好かれたいという欲求があるケースが多く、社交的です。ただし相手と対等な関係が築きたいというよりは、自分のことを称賛してくれたり、自分の言うことを何でも聞いてくれるような人と付き合いたいということが多め。 普通の同僚と付き合っているつもりでいると、「あれ?」と思うようなことがあるかもしれません。