④意識して口角を上げる

口角が下がっていると、きつい印象になってしまったり、暗い印象になってしまいます。撮影するときは口角を少し上げて、明るさ優しさを演出しましょう。 口角を上げると言っても、歯を見せるような満面の笑顔を作る必要はありません。あくまでも証明写真なので、微笑む程度を意識してください。

 

「口角を上げる」と言われると、無理やり口角だけ引き上げてしまう人がいますが、これは逆効果。緊張していると表情がこわばりやすいので、撮影に入る前に大きく深呼吸をすると良いでしょう。

 

⑤写真撮影用に陰影のあるメイクをする

写真写りのいい一枚を撮りたいのであれば、メイクは必須。とはいっても一般的なメイクのように目元や口元を盛るのではありません。意識しなくてはいけないのは「立体感」です。そこで重要になってくるのが「ハイライト」と「シェーディング」に二つ。

 

髪の毛で小顔効果を狙うのはNGとお話ししましたが、シェーディングによってフェイスライン影を入れることで、小顔に見せることができます。

 

また、Tゾーンや目の下にハイライトを入れれば、健康的なつや感を出すことができます。おでこや鼻筋、顎にハイライトを入れれればメリハリがついて、平面的なのっぺり顔になることを避けることも可能。

 

普段のメイクではシェーディングやハイライトを使わないという方も、写真を撮るときはぜひ使ってみてください。

 

また、明るく健康的な雰囲気を出したほうが写真写りはよくなるので、自然な血色感を出してくれるチークも忘れずに使いたいアイテムのひとつです。

 

写真写りのいい証明写真が自信に繋がる


今回は、証明写真の写真写りをよくするポイントを5つご紹介しました。 証明写真の機械のなかに入ると、いろいろな指示を出され、それに気を取られているうちに撮影が終わっていた…ということになりがち。焦らず、落ち着いて撮影することが何より大切です。

 

写真写りのいい証明写真は、自分に自信をくれます。渾身の一枚で面接に臨めるよう、ぜひご紹介したテクニックを試してみてくださいね。


文/佐藤仁美