再挑戦することを恐れない

一度失敗したことに再び取り組むというのは、「分析」から得た「対策」を「検証」するという意味を持ちます。失敗に対する受け止め方や考え方が合っているかを確かめるためにも、失敗を恐れず再挑戦してみましょう。


 

再挑戦する際には、改めて注意すべきポイントを見直すことが大切です。失敗から得た学びを実践に移してみて、もしそれが失敗することなく成功したのであれば自分の分析や対策が正しかったということ。 再び失敗してしまった場合は、改めて失敗の原因を分析してみる必要があります。

 

「反省」はしても「後悔」はしない

私たちは「反省」と「後悔」を混合してしまいがちですが、このふたつは別物です。

 

失敗力を身につけられない人は、「あんな仕事引き受けるんじゃなかった」「あのとき◯◯をしてなかったら今頃こんなことにはならなかった」と、ネガティブな方向に考えがち。


そうなると次似たような仕事が回ってきても「この前の失敗があるからやりたくない」といった気持ちが先行してしまい、せっかくの名誉挽回の機会も失ってしまうでしょう。


 

大切なのは失敗を反省して次に生かすことです。「今回は◯◯をしてしまったせいでうまくいかなかったので、次はこうしてみよう」と前向きに考えることで、失敗力が身につきます。

 

失敗をチャンスと思えるのが“デキる人”


できることなら失敗なんてしたくないですが、失敗を全くしない人なんていません。失敗してしまったときにどう受け止め、どう分析し、どう対応できるのかが、“デキる人”と“デキない人”の分かれ道。失敗をチャンスととらえて上手に学び、「失敗力」を身につけていきましょう。

 

文/佐藤仁美