仕事に子育てに大忙し、ストレスも大きいママたちは「胃痛」が当たり前になっている、という方も多いのではないでしょうか。とはいえ、胃痛が起こる正しいメカニズムをきちんと理解していますか? 原因とケアの方法について、内科医が詳しく解説します。

 

 

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そもそも、胃痛はなぜ起こる?

「胃痛」というと、みぞおちのあたりの痛みをさす方が多いのではないでしょうか。痛みの表現は、シクシクする、キリキリする、キューッとする、など様々です。 胃痛が起きる原因としては、過剰な胃酸(食べ物を消化するために胃で分泌される消化液)が、胃の粘膜を傷つけている可能性があります。 胃酸は食べ物の消化だけでなく、食べ物と一緒に体に入ってくる菌を殺菌する作用を持ち、強い酸でできています。 胃は薄い粘膜で覆われていますが、胃酸が過常に分泌されてしまうと胃の粘膜を傷つけ、その結果として胃痛が起きるのです。