カウンセリングをしていると「断られたらどうしようと思うと、なかなか誘えない」という妻の声をよくお聞きします。気合が入り過ぎてしまったり、恥じらいすぎてしまったり…でも夫婦生活に大切なのは「相手の気持ちへの配慮」だと思っています。心理カウンセラーの立場から「夫にプレッシャーをかけない誘い方」を考えます。
気合を入れすぎず「どっちでもいいよ」
妻の方では「今夜はしたいな」と思って、お化粧をしたまま待っていたり、子どもを早く寝かしつけてみたり…でも、その〝気合い〟ちょっと待ってください。
そもそも「性欲」は、無理やり誘発されるものではありません。カウンセリングで「準備万端の状態で誘われることが、プレッシャーになる」という夫の声をお聞きします。
人はもともと、選択肢を限定されると窮屈さを感じて反発したくなるもの。
妻の気持ちに応じようと挑んでも「強制的に求められた」という感覚だけが残ってしまい、結果的に夫婦生活が億劫になってしまう人もいます。
余裕を持って、「どっちでもいいよ」くらいの態度で待つのがよいと思います。