嫁にとって、近くて遠い〝他人〟の代表といえば「姑」ではないでしょうか。お互いに気を使っているから、言いづらいことはなかなか言えずじまい。かと言って、察してくれることを期待してもまずありえない…。我慢の限界がきた嫁たちが〝直球勝負〟に出てみました。果たして、その意外な結果とは?!

 

 

 

 

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■「帰ってください」とは言いづらい状況で…(雅恵さん/37/作業療法士)

長女を出産したころのことです。母が病気で入院してしまったので、里帰りではなく自宅で育児を開始しました。慣れないなりにがんばっていたのですが、問題は近くに住む姑。毎朝8時にやってきて、そのまま旦那が帰宅するまで居座るのです。

里帰りできなくなった私を案じてくれているだけに、邪険にもできません。授乳をするにもお風呂に入れるにも、そしてウトウト昼寝するのにもどうしても気を遣ってしまって。さりげなく「お義母さんも忙しいでしょうし…」と伝えてみたのですが「気にしないで!」とまったく響きません。

そんな生活が2週間続いてとうとう限界がきてしまい、泣きながら「すみません。私が悪いんですけど、人がいるとくつろげないんです」と伝えました。すると姑は「やだ! そうだったの!? ごめんごめん、帰るね」とあっさり帰ってくれたんです。

それからも過干渉気味なのは変わらないのですが、少しだけ配慮してくれるようになりました。そのときはただ必死でしたが、回りくどい言い方をせず率直に伝えたことで、角が立たなかったのかなと思います。