例年11月下旬頃から流行が始まるインフルエンザ。1~2月頃をピークに全国的な大流行が見られ、学級閉鎖や学校閉鎖などのニュースが飛び込んできます。 そんなインフルエンザを未然に防ぐのに有効なのが「予防接種」です。 2011年からは13歳未満の子どもへの摂取量が変更になりました。子どものインフルエンザ予防接種の受け方と注意点について詳しく解説します。

 

子どものインフルエンザは「合併症」が怖い


 

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インフルエンザは「インフルエンザウイルス」に感染することによって発症する病気です。 潜伏期間は1~3日ほどで、38℃以上の高熱、のどの痛み、関節の痛み、だるさなどの症状が現れます。一般的な風邪と比べると症状が強いのが特徴で、治るまでには通常1週間前後かかります。 子どもは免疫力や抵抗力が未熟なため中耳炎や気管支炎、肺炎などを合併することも。また、年齢が低いと「インフルエンザ脳症」を引き起こしやすいことも分かっています。 インフルエンザ脳症を発症すると致死率は10~30%にも上るとの報告もあり、助かった場合でも脳にダメージが加わって神経障害やてんかんなどの後遺症が出ることも少なくありません。 このことからも、子どものインフルエンザは軽く見てはいけない病気のひとつと言えるのです。

 

子どもが予防接種を受けるべき時期


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流行が始まる前からできるインフルエンザ対策として有効なのが予防接種。 生後6か月を過ぎると受けることができますが、大人と子ども(13歳未満)では摂取方法が異なりますので注意しましょう。 生後6か月から13歳未満までは2回ずつ接種することが勧められており、1回目の接種は10月頃、2回目の接種は2~4週間あけて11月中に接種するのが一般的です。 十分な予防効果は2回目の接種を受けてから2週間前後かかります。10月初旬に1回目を接種し、流行が始まる前の11月中旬頃には2回目の接種を終えておくと安心ですね。 またインフルエンザは、年によって流行するウイルスのタイプが異なります。予防接種で使用するワクチンは、その年に流行するウイルスの型を予測して製造されています。 なので、インフルエンザの予防接種は毎年受けるようにしましょう。