働く意思があれば雇用する!?


高齢化社会の実態についてネット上では、「平均寿命が延びてるのは良いことだと思うけど、若い人も増えていってほしいな」「高齢者の割合が急増してる分、将来の年金受給額が不安」「働く高齢者もたくさんいるみたいだし、お年寄りが暮らしやすい制度や仕組みが必要かもね」などの声が寄せられていました。

 

中には、「高齢になっても企業は雇用してくれるのかな?」と心配する声も。企業側の意見を知るため、独立行政法人労働政策研究・研修機構が以前実施した「高年齢者の雇用に関する調査」を見ていきましょう。

 

同調査では20000社の民間企業に対し、“希望すれば65歳以降も働き続けられるのかどうか”をリサーチ。「65歳以降は希望したら基準に該当した者は働くことができる」と答えた企業は55.5%でした。“該当基準”について調べると、「働く意思・意欲があること」が58.9%で最多に。「健康上支障がないこと」も58.7%と半数以上の回答を得ています。

 

将来的には3人に1人が高齢者になっているかもしれない日本。どの年代でも働けるような環境作りが必要ですが、まずは健康を第一に考えていきたいですね。

 

文/河井奈津