■老後のための〝先行投資〟だった?(里香さん/34歳/パート)
結婚当初お金がなかった私たちのために、結婚式費用のほとんどを姑が負担してくれました。家を買うときもすすんで資金援助を申し出てくれ、本当に助かったんです。さらに孫ができたときは必要なものを一式そろえてくれ、継続的に資金援助をしてくれています。 そのたびに「何かお返しをさせてください」と言っていたのですが「家族の間でそんな気を遣う必要ないのよ。黙って甘えていなさい」と言ってくれていました。まさに〝お金は出すけど口は出さない〟理想的な姑だと思っていたんです。 しかし、そんな無償の愛かと思われた姑の行動にも、ある思惑があったようなんです。義実家でいつものように姑と話していると、話の流れで「私の老後は里香さんが面倒を見てくれるんでしょ?」と聞いてきました。 私にも両親がいるので即答できずにいると「あなたたちにいくら投資したと思っているの?」と…数々の支援は〝老後の先行投資〟だったのです! 「無償の愛」なんて、世の中に存在しないのかもしれませんね。