このツラさをどう乗り切る?具体的なアドバイスを望むときに


『働くママに効く心のビタミン』(上田理恵子/日経BP)

ワーキングマザー5万人からの悩み相談や、著者自身の経験をもとに、50のハッピーアドバイスを掲載。「出張の仕事、どうやって乗り切る?」「がんばっても評価されない」「子どもに仕事をやめて!と言われたら?」など、ワーママが直面する悩みへの具体的な解決法が提示されています。

 

『つらい時は「やってらんな~い」て叫べばいいのよ』(水無昭善/宝島社文庫)

オネエ僧侶によるガールズ説法。特に参考にしたいのは仕事編で、「失敗をなかったことにするすべは、仏様でもない」「仕事のやりがいがないのは、手を抜いているから」「うつうつとする人は目標設定を八分目に」など、すぐに実践できる考え方や行動のヒントがいっぱいです。

 

明日も戦うチカラをチャージ!元気をくれるお仕事小説


『辞めない理由』(碧野圭/実業之日本社文庫)

共働きで小学1年生の娘を育てながら、人気女性誌副編集長としてバリバリ働く主人公。しかし、リニューアルをめぐって失脚し、閑職に追いやられることに。学校では娘がトラブルを起こし「だから働く母親は…」と言われる始末。働く母としてドツボにはまる前半から、後半にいたるサクセスストーリーが鮮やかで、スカッとする作品です。

 

『七人の敵がいる』(加納朋子/集英社文庫)

子育てと仕事の両立を目指し、激務をこなす主人公。子どもが小学校に入ったとたん、PTAや学童父母会の役員決めという洗礼を受け、その不合理さに愕然とします。サポートしてくれる義母はありがたいけれど、うっとうしくもあり、夫は肝心な部分で理解がない。時には愛する子どもでさえ、足を引っ張る存在に感じられ…。周りがすべて敵に思えてしまう、バリキャリママにおすすめの1冊ですよ。

 

『幹事のアッコちゃん』(柚木麻子/双葉社)

働く女子に人気のアッコちゃんシリーズ第3弾。存在感抜群で、まっすぐに1本筋の通ったアッコ女史。その愛にあふれたカツで、登場人物たちの仕事ぶりや心のもちようがどう変わるのか。サクサク読めて、元気を注入してもらえます。

 

『この世にたやすい仕事はない』(津村記久子/新潮文庫)